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堺町通り&ルタオパトス~北海道旅21

"北のウォール街"をふらふらしたあとは堺町通りへ~。

堺町通りは、小樽運河ターミナルからメルヘン交差点にかけてお店がひしめく、観光客向けのメインストリートですね。

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じつは、小樽に着いてすぐのとき、間違えて車で入り込んでしまったんですよね。
一方通行の狭い道に多くの観光客で、通り抜けるのもひと苦労でした(><)

堺町通りもいろいろ物色しながら、やってきたのは「ルタオパトス」。

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こちらは、“ドゥーブルフロマージュ(チーズケーキ)”が人気の、小樽洋菓子店「LeTAO(ルタオ)」の最大の店舗になります。

店内で、『ドゥーブルフロマージュは持ち帰りは冷凍もの、店舗で食べられるのは生ケーキ』と聞いたので、併設のカフェで試してみました。

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味はおいしい(^ ~^)
ただ、食器が紙皿、プラスチックフォークなので、ちょっと味気ない。。。
簡易カフェスペースみたいなので、洗い物削減対処なのかな?

ルタオパトス【HP
北海道小樽市堺町5-22
TEL. 0134-31-4500
営業 9:00~18:00 ※無休

そのあとは、お土産として"小樽ビール"を買って、今宵の宿泊地である札幌を目指します。

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北のウォール街めぐり(2)~北海道旅20

(前回からのつづき。。。)

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≪旧越中屋ホテル≫
小樽の老舗旅館「越中屋」が外国人専用ホテルとして1931年に建築。
その後、軍の接収など(所有者&用途が)転々としたあと、1993年に再びホテル(小樽グランドホテルクラシック)に。それも2009年に経営破たん。

いま見ても、色あせてないモダンなデザインですよね~♪
閉館したのがもったいない。。。

住所:北海道小樽市色内1-8-25

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≪旧北海道拓殖銀行小樽支店≫
現在は、「ホテルヴィブラントオタル」として利用されています。
設計は国会議事堂を設計した矢橋賢吉氏とか。
ってか、国会議事堂の設計って色々いわくつきなんですけどね~w

小樽で宿泊するならこちらに泊まったのになぁ。。。

住所:北海道小樽市色内1-3-1


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≪日本銀行旧小樽支店金融資料館≫
“北のウォール街”内で、最も代表的な歴史的建造物です。
なんといっても日銀の旧支店ですからね~、現在は金融資料館として利用されています。

重厚な石造りの外壁に緑色の屋根が、ちょっと日銀本店を彷彿とさせますね。
屋根の上の5つのドームが特徴的。ルネッサンス様式だそうですが、設計は東京駅赤レンガ駅舎や日銀本店を設計した辰野金吾氏だそう。
おお、知らなかったorz

また、金融資料館なんて固くてつまらなそうと思い、あまり時間がなかったのもあり、入らなかったのですが、金庫が見れたり、1億円のサンプルがあり重量が実感できたり、とかけっこう充実しているらしい。ああ、入っておけばよかった(><)

住所:北海道小樽市色内1-11-16

主だったところは以上ですが、函館の歴史的建造物と比べると。。。
函館は西洋の建築様式を踏襲しているものの、木造の洋館が多かった。
一方、小樽では見た目石造り(中身は鉄筋コンクリート造)が中心となっていますね。

年代が違う(函館:明治~ 小樽:昭和初期~)のと、持ってるお金(規模)の違いが理由でしょうか?(^^

北のウォール街めぐり(1)~北海道旅19

小樽運河の東100mあたりを平行して走る色内大通り沿いの2,3ブロックに、各銀行の旧小樽支店の建物が集中しています。
かつて“北のウォール街”と称されていたエリアです。

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銀行だけあって重厚で立派な建物が多く、いまや歴史的建造物ですから、建築好きにはたまらないエリアですね~(^^

そこで(前回の)運河プラザから近い順に巡ってみました。

≪旧第四十七銀行小樽支店≫
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外観は石造りのように見えますが、中身は木造だそう。
周りの旧銀行の建物はみんな鉄筋コンクリート(RC)造系なのに。。。弱小銀行だったのか?w
デザイン的には、昭和初期の銀行店舗の典型スタイルだそうです。

住所:北海道小樽市色内1-6-25


≪旧塚本商店≫
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元は呉服問屋として建てられ、現在は商業テナントになってるようで2Fにカフェが入っています。
黒塗りの外壁に瓦屋根で、パッと見、木造建築かと思ってしまう外観ですが、実際は木骨鉄網コンクリート造だそうです。
あまり聞き慣れない構造ですが、(明治の大火のあとで)防火性を意識した造りみたいです。

住所:北海道小樽市色内1-6-27


≪小樽商工会議所≫
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1933年に建てられた鉄筋コンクリート造の建築。
エントランスには大理石が用いられ、外壁には模様の彫刻が施されるなど、周りの旧銀行建築と比べると、やや装飾的な建物になってますね。
ちょっと前に5,000万円で売りに出されていたらしいです(^^

住所:北海道小樽市色内1-6-32


≪旧三井銀行小樽支店≫
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ファサードに見えるアーチやコーニス(軒蛇腹)が印象的なルネッサンス様式の建物。
シンメトリー(左右対称)なデザインなので、非常に重厚感がありますが、やや華美さには欠けるかもw
構造は、当時、関東大震災後の耐震構造の最先端だった鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造。

ほ~、つまり、懐古主義(=ルネッサンス)の皮を被った最先端建築(=SRC造)だったわけですね♪

住所:北海道小樽市色内1-3-10


次回につづきます。。。

小樽運河&運河プラザ~北海道旅18

(前回の)八雲PAから2時間半ほど走り、小樽に到着♪
小樽といえば、まずは"小樽運河"でしょ、ということで。。。

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まぁ、定番の観光スポットですが、(予想通り)雰囲気あるのはこの一角&アングルだけでした~(><)

しかも、観光客はあっち系の団体客ばかり。。。
日本人的には、昔から小樽=ココ、って刷り込まれてるからよいけど、外国人的に楽しいんですかね!?(笑)

つづいて、小樽運河のはす向かいにある「運河プラザ」へ。

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北海道で最も古い営業用倉庫だった建物を利用した物産プラザです。

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お土産屋さんのほか、観光案内所・休憩所・喫茶・洗面所などがあり、小樽観光の基点とするにはもってこいですね。
もっとも、駐車場があれば、よりベターなんですけどねぇ。

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外観は石造りなのですが、(中に入ると)天井や壁の一部は木造になっています。
建築様式的にはよくわからないんですが、最近改装(リフォーム)した結果なんだろうか? 元からなんだろうか?

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運河プラザ【HP
北海道小樽市色内2丁目1-20
TEL. 0134-33-1661
営業
[通年] 9:00~18:00
[7,8月] 9:00~19:00
定休 元旦のみ

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Profile

市朗。横浜在住。
建築学科卒。30代。木フェチ。
F.L.ライトやハンスJ・ウェグナーが好きです。

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